製品概要
イーサネット対応の制御部一体型照合端末と、それらを統合する専用ソフトで構成された小・中規模施設向け出入り管理システム(入退室管理システム)です。
特長
- ネットワークを介して最大64箇所の入退室管理を行うことが出来ます。
- 照合端末は非接触ICカードリーダを中心に磁気カードリーダ、生体認証装置(指紋・静脈)を混在して接続することができ、運用目的に応じた機器の選択、システム構築が可能です。
- 照合端末は制御部が内蔵された一体型です。ネットワークの延長及び照合端末の追加によりシステム規模の拡張を容易に行うことができます。また、イントラネットを利用することで、広域に点在する各拠点の一元管理を行うことも可能です。
- 照合端末毎に標準実装された外部入出力端子により各種設備(防災・警備・カメラ監視・空調/照明等のビル管理設備)との連動を行うことが出来ます。
- IDは最大10,000件まで登録可能です。ゲート毎に各種設定(アクセスレベル、アンチパスバック、在室管理)を行うことにより、セキュリティレベルに応じたきめ細かい運用が可能です。
- 各種履歴データは管理ホストに最大365日分まで蓄積できます。蓄積されたデータは各種キーワードによる検索・表示・出力が可能です。
基本仕様
ホスト : OS Windows XP(98,NT,2000にも対応)
ホストI/F : Ethernet
管理ゲート(IP)数 : 最大64ゲート
リーダ接続数 : 64(入管理の場合)~最大128台(入/出管理の場合)
ID登録件数 : 最大10,000件
履歴管理数 : 365日(ホスト),最大5,000件(リーダ)
リーダ(照合端末) : 磁気リーダ,非接触リーダ,指紋照合リーダ,指静脈認証リーダ
制御機器 : 電気錠(通電施解錠,モーター錠、瞬時通電解錠,電気ストライク)自動ドア,その他(電動サムターン,カーゲート,シャッター,電動門扉等)
通行制御 : 一回解錠モード,オルタネート解錠モード,アクセスレベル(時間帯)制御
入/出管理 : アンチパスバック運用,在室管理
カレンダー運用 : 電気錠(施/解錠),リーダ(使用/使用中止),照合方法(カード/テンキー)各100錠パターン/年
外部入力 : 電気施錠/解錠,リーダ使用/中止,警備セット/リセット
外部出力 : 扉状態(解錠/扉開),照合,最初入室/最終退室,異常,警報
機能
●ゲート登録
IPアドレス、※アンチバック、※ゲート暗証などゲートの管理・制御に必要な情報を設定します。
アンチパスバック機能を使って共連れなどの不正入室・退室の防止も可能。テンキー操作でも個人の操作履歴が残ります。
●グループ登録
複数のゲートをまとめて管理することが出来ます。
また、登録内容をCSV形式でファイル出力可能です。
●システム設定
カードフォーマットや操作者パスワード(暗証番号)などシステムの運用に必要な情報を設定します。
●ID登録
IDコード、開始日、有効日指定、許可ゲートなど個人の称号に必要な情報を登録します。また、登録内容をCSV形式でファイル出力可能です。
●アクセスレベル設定
※アクセスレベル機能を使用すれば、平日は通行許可、土・日・祝日は通行不可を基本とし、休日出勤届をした人のみ土・日・祝日を通行許可するような運用が可能です。
●監視・発停
電気錠・自動ドアの施錠・解錠発停操作および状態表示を行います。リーダの使用中・使用中止発停止操作及び状態表示を行います。また、警備センサ(最大2点の警戒、解除発停操作および状態表示を行います。)
●履歴モニタ
出入・異常・運用・操作の履歴をリアルタイムに表示します。
●カレンダー運用機能
月日・曜日・時間指定による自動制御を行います。
また、登録内容をCSV形式でファイル出力可能です。
●在室管理機能
ホストコンピュータ上で在室エリアを設定することで、その在室エリアの在室状況(在室者一覧及び人数表示)を監視することができます。
●履歴検索
ID・日付指定による履歴データの検索を行います。
また、検索結果をCSV形式でファイル出力可能です。
●バックアップリストア
ID・日付指定による履歴データの検索を行います。また検索結果をCSV形式でファイル出力可能です。
《用語解説》(文中の※印)
【アンチパスバック】
共連れや、すれ違いによる不正入室を検出するために、2回連続の入室又は、退室を制限する機能。入室時や退室時に同一のIDカードや指紋などで、連続した入室操作や退室操作を監視する。異常通行を検出した場合は、入退室を拒否します。
【アクセスレベル機能】
曜日パターン及び時間パターンを予め設定しておき、ID毎に曜日及び時間パターンを割当て、カードリーダの使用許可時間を制御することができます。曜日よりも動作(仕様許可)が優先されます。また特日(日付指定)を設定することができます。
【ゲート暗証機能】
各ゲート毎に、100件まで暗証番号を登録できます。各暗証番号に操作者名を登録することで、どの操作者によりゲート暗証がおこなわれたかの履歴が残ります。
構成例
※機能向上のため、おことわりなしに仕様の一部を変更する場合がありますので、ご了承下さい。