スムーズなシフトダウン

〜ヒール & トー〜


目次

トー & ヒール
ダブルクラッチ
シフトタイミング



トー & ヒール

ヒール &トーとはその名の通り、足の爪先とカカトで各々ブレーキペダルと アクセルペダルを操作します。ここでの主眼はあくまでも爪先(ブレーキ)で すので、自分はトー & ヒールとする呼び方が気に入っています。

これは、スポーツ走行を安定して行なう為に必要なテクニックです。
更に言えば、曲げる為のコーナーリング中のブレーキングの話等も絡み、この ブレーキング方法を用いる場合はコーナーリング中でも(と言うか特にコーナ ーリング中にこそ) トー & ヒール が必要になるのですが、これについて は今回はパスしておきます。
  1. 足の爪先でフルブレーキコントロール。
    足の爪先とは、親指と中指の付け根辺りです。

    しかしこのままでは、減速と共に自動的にエンジン回転数も落ちてし まう為に再加速や荷重移動の為のアクセルコントロールが必要となっ た時に、パワーバンドに再度入れる間のタイムラグが発生してしまい ます。

  2. パワーバンドを外さない様にシフトダウン。
    アクセルコントロール及び再加速の為のパワーバンドを確保する為に シフトダウンします。

    しかしこのままでは、ブレーキング or コーナーリング中の限界状態 でこれを行なうと駆動輪がグリップ限界を越え、いわゆるシフトロッ クが発生して車体の挙動が大きく乱れてしまいます。

  3. クラッチを繋ぐ寸前に踵でアクセルを吹かす。
    踵とは言っても、土踏まずの外側辺りです。
    シフトロックが発生しないようにエンジン回転数を瞬時に合わせてク ラッチを繋ぎます。
なお、トー & ヒールと言いはしますが実際にはカカトではなく足の横を使 うのが一般的だと思います。土踏まずの外側辺りですね。その為、フルブレー キング時以外では、ペダルの高さの関係から行ない難い車種も結構有ります。 車に依ってはトー & トーとなる場合も有りますね。


タイミングとしてはブレーキ以外の操作は全て一瞬です。つまり、
こうした感じです。但しこの時に、
この様にアクセル操作時にブレーキ踏力が変動してしまう人が居たりしますが、 これは本末転倒です。あくまでもメインはブレーキコントロールの継続ですの でこうならない様に注意しましょう。


ダブルクラッチ

トー & ヒールは限界走行時の安定を図る為のものですが、変速時のアクセ ル操作に関わる操作法には車の寿命の低下を防ぐ為のダブルクラッチも有りま す。これらは勿論、独立して使用できるし両立も可能です。

ダブルクラッチは、上図のシフトダウンの一瞬を詳しく見てみますと、
こうなっている訳ですね。(^_^)

まあどちらから始めても良いのですが、例えばトー & ヒールを体が覚えてから それにダブルクラッチを追加して覚えさせるといった方法で良いと思います。 そもそも、最近のシンクロが充分に動いている車等では、ダブルクラッチは余 り必要の無いテクニックとも言えます。

自分はスポーツ走行時にミッションへストレスを与えてしまう事もまま有るの で、普段は少しでもストレスを低減させてやる為にダブルクラッチを併用して はいます。


シフトタイミング

速く走ろうとして変速スピードまで上がる人(昔の自分..今も時々^^;)が居ま すが、タイムアップとそれに伴うリスクとが全然割りに合わないので辞めた方 が良いです。ミッションのオーバーホールは結構値が張りますから、変速速度 を上げる前にもっとリスクの少ない部分でタイムの向上が狙えないかを考えて みた方が良いでしょう。

実際の所、普段の操作タイミングがその車にとって一番良い場所でしょうし そ のリズムは体も覚えているでしょうから、なるべくそのリズムを想い起こす様 に努めた方が良いと思います。これはクイックシフト等を入れた場合も同じで、 腕の操作量が減る事くらいがメリットであり名前の通りクイックに操作してい てはシンクロを痛めてしまい高く付きますので注意が必要です。


Last Update : 01-Mar-1998    (Access count 12-Oct-1997〜) : counter

Left Up Right HomeGo back to my home page