クラッチの寿命
〜半クラッチ操作〜
目次
寿命の徴候
摩耗の対策
(
通常走行時 ・
発進・徐行時 ・
サーキット走行時
)
- 半クラッチから完全に継がる瞬間に少し滑る様な気がする。
- 高速道路でアクセルを踏み込むと、何だか滑る様なロスが出ている感じが
する。
これらはクラッチプレートの寿命が近付いて来ていると思われます。フィーリ
ングに変化が現れると、割と短い期間で発進不能にまで至ってしまう事も多い
ので、早目にクラッチ交換の為の貯金を始めた方が良いと思います。
最終的には、ギヤをローに入れ→クラッチを完全に繋ぎ→そこからおもむろに
アクセルをゆっくりと踏み込んで発進と言った、オートマ車の様な操作が出来
る様になってしまいます。勿論、ここまで来ると緩い坂道に差し掛かるだけで
身動きが取れなくなったりもします。
クラッチの滑りを感じたら交換を検討するのが原則ですが、取り敢えず交換す
るまでの対処として、滑りが感じられなくなる程度にまですぐにアクセルを
戻して丁寧に走ります。あと、低目のギヤを使う方が滑りも発生し
難い事は覚えておくと良いかもしれません。
乗り手によって、クラッチほど寿命までの時間に差が出るものも珍しいですね。
クラッチは半クラッチを使えば使っただけ確実に減りますし、早い人で 1万数
千km 位で寿命を迎えてしまう場合から、20万km 近く無交換の人まで様々です。
坂道発進・渋滞・スポーツ走行・etc.. 車に乗っている限り半クラッチを使う
機会は頻繁に訪れる訳ですが、まあ坂道発進等は或る程度は仕方が無いとしま
しても、その他の場合では乗り方一つで摩耗は最小に抑える事が出来ます。当
たり前の様ですが摩耗を抑える為には不要な半クラッチを極力避ければ良いの
で、
- 通常走行時:
- 普段はクラッチペダルに足を掛けず、常にフットレストへ左足
を置く。
これは、無意識にペダルに力を掛けたり、揺れや振動等で力が加
わったりして、意外な摩耗を招く事が多いのでクラッチペダルに
足を掛けて走るのは是非辞めましょう。
- 坂道発進以外での平時:
- 発進はクラッチに負荷を与えない。
- まず、アイドリング付近でエンストさせない程度に軽く
短く半クラッチを使い、僅かにタイヤを転がす
。
- すぐにクラッチペダルを僅かに踏み込み半クラをやめる
(くらいの気持ちで半呼吸.. ^^)。
- タイヤがひと転がり 10cm 位? したら
クラッチを完全に繋ぐ。
- クラッチを完全に繋いでから、それまでアイドリング付
近で保持していたアクセルをエンジンのトルクの立ち上
がりに合わせてゆっくりと踏み込む。
自分は軽量フライホイール + 強化クラッチカバー + シング
ルメタルディスク + 低速トルクの非常に薄いエンジンと言っ
た、普通ならば発進が面倒とされる様な車に乗っていますが、
クラッチを繋ぐまでアクセルに触らない事も暫々有ります。
軽自動車等を除いて大半の一般的な車であれば、アクセルに
は一切触れないままでの発進も充分に出来る筈です。
- ノロノロ渋滞時は極力半クラッチは使わない。
- 車は低い速度でも、意外に半クラッチは要らないもので
す。歩く速度程度にまで車速が出ているならば、間違い
無くクラッチ全繋ぎで OK。止まっていない殆どの渋滞が
この速度です。
- 普段は余り有りませんが、それよりも低い速度の場合は
クラッチ断・接を或る程度のリズムで繰り返します。
- 前後のスナッチ(車体の揺さぶり)が始まったらすぐに
クラッチ断。それから静かに再び接。ノッキングが発生
した場合も同様です。
これらが発生しない様にアクセル操作は極力丁寧に行な
います。
- オートマ車で良く見受ける、ブレーキを踏みながらのズ
ルズル前進にはイチイチ付き合わずに若干の車間が離れ
てしまった時に初めて前進。
大型トラック等のクラッチの使い方が結構参考になると思い
ます。
- サーキット走行時:
- 基本的には 街中 と変わりませんが、ゼロから
の急発進をどうしても行ないたい場合は半クラッチを使用する時間を
短くして極力一気に繋ぎます。つまり半クラの役目はタイヤにも負わ
せ、ごく軽いホイールスピンでパワーを吸収させます。
しかしこうしたゼロ発進は、レース本番でのスタート以外ではサーキ
ットでもほぼ不要な筈です。
こうして不要半クラを極力無くした上で、あとは坂道発進がどの程度多いのか
がクラッチ摩耗のネックになるでしょうね。坂道発進時はサイドブレーキ
も是非併用しましょう。
Last Update : 01-Mar-1998 (Access count 01-Oct-1997〜) :
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