ブレーキパッドひとくちメモ
目次
材質の種類
パッドの成分
ブレーキの鳴き防止
フェードのメカニズム
フェード変わりダネいろいろ
- 安定した性能を持つ 石綿系(アスベスト)
- レジンタイプ
- アスベストが主成分の一般的なもの
- アスベストを固める為のレジン含有率は約 30〜40% 程度
- メタル主成分タイプ
- 主として金属の繊維を使用
- レジンを含むが耐フェード性に優れる
- カーボンパッドも基本的にはこちら
- 環境に優しい 非石綿系(ノンアスベスト)
- レジンタイプ
- 各繊維や粉の複合材が主成分の一般的なもの
- ノンアスベストを固める為のレジン含有率は約 30〜40% 程度
- メタル主成分タイプ
- 主として金属の繊維を使用
- レジンを含むが耐フェード性に優れる
- カーボンパッドも基本的にはこちら
- 焼結合金タイプ
- 金属粉を熱で焼き固めた様なもので、
金属結晶風に固まっている
- レジンを含まないので基本的にはフェードしない
- 一部の産業用等
- フルカーボンコンポジットタイプ
- レジンを含まないので基本的にはフェードしない
- F1 等で使用。
- レジン
- 金属粉または繊維
- 真鍮・ステンレス・鉄・アルミ・ボロン・銅・チタンなど
- ロックウール
- 鉱石を溶かして作った繊維:岩綿
(石綿とは違います)
- カシューダスト
- カシューナッツの殻から採った油分を炭化させたもの
- 1〜2mm 程度の黒い粒
- ゴム片
- 主として鳴きを抑える為の振動吸収材
- 大き目の黒い粒
- カーボン粉または繊維
- ケブラー繊維
- セラミック粉または繊維
などが代表的。 (その他に企業秘密成分も有り)
- 鳴きを抑えるパッドの成分
- ゴム、カシューダスト、カーボン、モリブデン、etc
- 鳴きを抑える手法
- 対キー音
- パッドのスリット加工(縦)
- パッドのチャンファーカット加工
- 純正パッドに附属する鳴き止めシム
- 鳴き止め用グリス
- 対グー音
- パッドのスリット加工(斜め)
スポーツパッドであっても鳴きにうるさい人が結構いるとの事で、ブレーキメ
ーカーも苦労している様です。(^^;
- レジンの揮発
- こちらが一般的なフェードのパターンです。
- レジンが熱分解を開始する温
度は約 300 度からで、この温度を越えると摩擦材の主
成分であるレジンが熱分解を始めてガスを発生し、摩擦
材とブレーキローター間に膜を作る、言わばハイドロプ
レーニングの様な現象が起きる事でフェードが発生しま
す。
- その為、レジンが少ないほどフェードし難くなります。
- ガスの逃げは、スリット加工に依る効果も少々は見込め
ますが、主に摩擦材の気孔率により抜きます。この気孔
率を上げるとフェードし難くなる一方、剛性が悪化して
しまう為にペダルタッチが悪くなります。
- 摩擦材の灰化
- 滅多に火こそ出ませんが材質そのものがどんどん燃える
灰化現象で、灰になってしまう為に摩擦μを失います。
- 更に、灰になる事により早期摩耗してしまいます。
- "焼き" を入れようとしたら一層効かなくなってしまう
純正パッド等に暫々見られる現象がこのパターンです。
- 逆フェード
- 通常とは逆に温度が上がると摩擦係数が上がること。
- 摩擦係数が高く且つ温度にも強い材質を多く含んでいる
パッドで、熱により摩擦安定材が燃えてしまい発生しま
す。無論その時にガスが抜けなければ
通常のフェードになります。
- オーバーリカバリー
- フェードさせた後や焼き入れの後に起き得る現象で、摩
擦安定材が燃えてしまい、摩擦係数が低温時も高くなっ
てしまっている現象。
- フェード限界が高まる事とは直接には関連は有りません。
- 摩擦安定剤を多く入れているパッドに良く見られる。
- スピードスプレッド
- スピードが出るほど初期の効きが滑る感じになるもので、
フェードと勘違いし易い現象。
- 発生原理はフェードと良く似ているが、こちらは空気の
膜が出来て起こります。
- 摩擦材の引っ掛かりが悪くなってくる為に起きる場合も
有ります。
- スリットや気孔率で変化し易い。
- ウォーターフェード
- 水溜まりなどに入った時に、水膜により起きるフェード
現象。
- ドラムブレーキに多く見られます。
- モーニングシックネス
- いわゆる朝一発目の高い効きのことで、パッドが朝露で
湿っていることが原因。
- 紙をめくるときに指を嘗めたりするのと同じ現象です。
Last Update : 01-Mar-1998 (Access count 02-Sep-1997〜) :

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