夕焼け小焼けの里「恩方(おんがた)」
八王子市内をはしる国道20号を西に向かうと途中の追分交差点で、
左へ甲州街道(旧名:甲州道中)、右へ陣馬(じんば)街道
(旧名:案下道(あんげみち))に分かれています。
陣馬街道を西に陣馬高原へ向かうと「恩方」です。
恩方は,童謡「夕焼け小焼け」の作詞者である中村雨紅(うこう)が、
明治30(1897)年にこの地に産まれたのにちなんで
「夕焼け小焼けの里」と呼ばれています。
中村雨紅こと本名 高井宮吉(たかいみやきち)(1897〜1972)が、
「夕焼け小焼け」の作詞者として有名になったのは、
昭和31(1956)年に雨紅の還暦を祝って、地元の友人が
宮尾神社
の境内に直筆の歌碑を建て、テレビのクイズ番組に出演させたためでした。
現在、恩方地方には「夕焼け小焼け」にちなんだ寺院、鐘や碑があります。
- 宮尾神社(みやおじんじゃ)
住所:上恩方町2089 (※)
境内に雨紅直筆の「夕焼け小焼けの歌碑」がある。
- 興慶寺(こうけいじ)
住所:上恩方町1040
山の中腹に建つ興慶寺の鐘楼の鐘は、
宝暦2(1752)年に作られたが太平洋戦争で供出した。
現在の梵鐘は復元されたもの。
- 浄福寺(じょうふくじ)
住所:下恩方町3529
裏山一帯は、
浄福寺城跡である。
- 心源院(しんげんいん)
住所:下恩方町1970
昭和59(1984)年、雨紅直筆の歌碑を彫りつけた鐘が出来た。
- 観栖寺(かんせいじ)
住所:西寺方町223
梵鐘は太平洋戦争で供出された。
昭和42(1967)年になって、鐘が寺に戻ったことを記念して、
雨紅が「夕焼けの鐘」の名と歌を送った。参道にはこの歌碑がある。
- 宝生寺(ほうしょうじ)
住所:西寺方町998
境内には「夕焼け小焼けの鐘」碑がある。
- 夕焼け小焼け文化農園
住所:上恩方町2030
園内に中村雨紅記念コーナがある。
- 中村雨紅の墓
陣場街道、夕焼け小焼け文化農園温室のそば(農園の外)に
「高井家之奥津城(おくつき=墓の事)」と書かれた墓がある。
高井家となっているのは,雨紅の本名が高井 宮吉であるため。
参考文献
- 「歴史と浪漫の散歩道 −八王子市文化財ガイドブック−」
- 編集・発行:八王子市教育委員会、社会教育部社会教育課
- 武蔵野ときめきWALK2 多摩南部編
- ときめき探検隊編 発行所:株式会社のんぶる舎
- 八王子ガイドマップ
- 発行:八王子市 企画・編集:八王子市広報課広報係
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